トップページ > オプション検査> 人間ドックにおける腫瘍マーカー検査

スポンサードリンク

人間ドック・健康診断を徹底活用


スポンサードリンク

人間ドックにおける腫瘍マーカー検査


人間ドックの結果で腫瘍マーカーが要精密検査になった方。
でこのサイトにたどりついた方もおられるのではないでしょうか・・・。
腫瘍マーカーは何もがんだけのマーカーではないです。
腫瘍マーカー検査には、偽陽性となる成人が多いのです。特に、慢性肝炎・肝硬変・慢性膵炎・糖尿病・胆石・慢性肺気腫・結核・肋膜炎・子宮内膜症・慢性リウマチなどでも腫瘍マーカーが異常値になることがありますし、腫瘍マーカーが異常値で、精密検査を
受けても何も発見されないこともあります。


ですから、まずは、受診をし精密検査を受けましょう。

人間ドック施設では、ドックの検査項目に、腫瘍マーカーが選択できるようになっています。

腫瘍マーカーはもともと癌の疑いがある人に対して画像診断や通常の血液、尿などの検査の他に血清腫瘍マーカー検査を実施します。
人間ドックなどを受ける健康な人に対して、腫瘍マーカー検査を行うことは現在の保険診療で認められていません。

その理由は、通常のがんの早期発見には、血清腫瘍マーカーは正常値である、腫瘍マーカーの異常値から発見される癌は治療不能な高度進行癌が多く究明効果が低いとされているためです。

それでも、人間ドックや健康診断で腫瘍マーカーを提示しているのには、中高年に好発するがんのうち、腫瘍マーカーによって比較的早期か治癒可能な進行病期に発見できやすいもの(卵巣がん・肝細胞がん・前立腺がんなど)の検査は人間ドックの画像診断・触診などと合わせて見落としを防げる可能性があるからです。

ただ、人間ドックにおける腫瘍マーカーは、まだまだ経済効率を含めた効果評価は定まっていないのも確か。

人間ドックのオプション項目として選択し、腫瘍マーカーだけに頼るのではなく、他の検査と合わせて補いながら腫瘍マーカーの検査を行うことは、深部臓器の異常を発見するためにも意義があります。


また、検査の正常値は、測定の方法や個人差があります。
人間ドック受診施設の基準値を参考にするか、リスクの高い人は、定期的に腫瘍マーカーを受け、個人の平常域を確認しましょう。


【PSA】

*対象疾患:前立腺疾患・前立腺癌
*人間ドックで要受診になった場合、泌尿器科受診をしましょう。


【AFP】

*対象疾患:慢性肝障害・肝細胞がん
*人間ドックで要受診になった場合、内科・消化器科を受診しましょう。


【CA125・CA602】

*対象疾患:子宮内膜疾患・卵巣疾患
*人間ドックで要受診になった場合、婦人科を受診しましょう。


【CEA】

*対象疾患:各種腺がん(大腸・肺・胃・膵臓・胆嚢・肝臓など)
*人間ドックで要受診になった場合、内科・消化器科を受診しましょう。


【CA19-9】

*対象疾患:各種腺がん(肝臓・大腸・肺・胃・膵臓・胆嚢など)
*人間ドックで要受診になった場合、内科・消化器科を受診しましょう。


人間ドックで健康管理TOPへ 

スポンサードリンク