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人間ドック・健康診断を徹底活用


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人間ドックは有効?!

人間ドックを受診するにあたり、気になるドックの信頼性。
健康ブームは以前続いており、年に一度はドックで安心を。
と思われている方もいるかと思います。
また、検査値の基準に入った、少しオーバーしたと一喜一憂・・・。
でも本当に人間ドックを受けたことは有効だったのか?


人間ドックの有効性の評価について、厚生労働省の研究班が健康診断の検査項目についての
検討を行っています。
その中でも、健診の主な項目のうち6割超は有効性は調べる必用があると発表されています。

より重要度の高い検査を優先していく健診システムの見直し・検討などが必用になっています。
また、受診者の年齢や性別などその人にあった健診項目の選択も可能になるように個々のドック
施設もより有効な検査を検討していく動きもでています。

今後、科学的根拠に基づいた健診項目の設定も重要ですし、研究がなされなけばなりません。

しかし、健診を受けることによって、普段何気なく過ごしている生活習慣や自分の健康に目を向けてもらうこと。
これも一つの健康作りのきっかけになるのではないでしょうか。

健康増大させる、病人をつくる健診・人間ドックであってはならないものです。

◆有効性について厳しい評価をした主な項目◆

一般的な問診    明確な証拠はない
視力検査      勧めるだけの証拠はない
聴力検査      勧めるだけの証拠はない
身体診察      明確な証拠はない
聴診        明確な証拠はない
腹部診察      ほとんど証拠がない
心電図測定     虚血性心疾患の発見には無意味
胸部X線       肺がん発見に有効との証拠なし
コレステロール検査 コレステロール低下には役立つが心筋梗塞(こうそく)予防に有効との証拠なし
肝機能検査
 (GOT,GPT,γGTP) 実施の意義を再検討すべき
尿検査        糖尿病発見には不適切,腎などを防ぐ証拠はない
血球数など     有効性を示唆する十分な証拠はない
C型肝炎検診     判定保留
B型肝炎検診     判定保留

(毎日新聞2005.8.14等)



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