【胆嚢】 良性?悪性?隆起性病変の見分け方
良性と悪性の識別には、大きさや形態、胆嚢壁の状態から判断します。
人間ドックの腹部エコー検査で、胆嚢ポリープが見つかった場合は、さらにそのポリープが悪性(がん)ではないかを詳しく検査する必要がある場合もあります。
【良性のポリープ】
コレステロールポリープ・・・桑の実状で大きさは普通5mm以下です。単独ではなく多数みられることが多いです。胆嚢壁の状態は正常です。
胆嚢腺腫 ・・・・・・・・・ 大きさは10mm前後できれいな球形をしていて単独で見られるのが普通です。胆嚢壁はの状態は正常です。
【悪性のポリープ】
胆嚢がん・・・・・・・・・大きさは10mm以上、表面がごつごつしていて不規則でいびつな形をしています。胆嚢壁が厚くなっていることが多いです。
識別には、大きさが判断のポイントになります。
10mm以上であれば、精密検査が必要になることが多くなります。
また、最初は小さくても胆嚢腺腫ががん化する場合もあります。ポリープであればがん化しませんが、腺腫との区別はつきにくい場合もあります。
たとえ良性でも、定期的に検査を受けることが必要です。
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